「エナジーアートって何?」まったく知らなかった私です。

スタッフさんに「アラン先生の個展があるので是非来てください」と誘われ、じゃあ行ってみようかな、そんな風に思っていた私です。

案内され、何番目かの絵がとてもきれいで、「あっ、これいいな」、「何かステキ」と思いながら順番に見ていきました。

ちょうど角にすごく赤く情熱的な絵。

次の2枚はスタッフさんと一緒に見ました。

1枚目は黒と白、深緑の絵。

森の中のようなとても暗い絵。

2枚目は「なんでこんなに暗いんだろう」「私、こういう絵、暗くてダメです。」

するとスタッフさんは、「そうですか~~。この絵は天使ミハエルの絵で、『出逢いの絵』でとてもいい絵なんですよ~」と。

アラン先生とスタッフさんがお話をしていたので、その間しばらく1人でその絵を見ていました。お話が終わり、スタッフさんが急に「ちょっと待って。誰か呼んできます。」と言うので、私にはさっぱり分からず、そのまま1人で見ていました。

ところが・・・そうなんです。

絵の色が変わり始めたのです。絵の色が変わるなんてまったく知らなかった私は、「は~、こんなことってあるんだ!」逆に私のほうがビックリしてしまいました。

その絵は初めはとても暗く、私が見ているとだんだんにオレンジ色がきらきら輝き始め、色が出てきました。

黒色も濡れたように輝き、凹凸が出てきたのです。

緑色もどんどん鮮やかな色に変わって、本当にキレイです。

人が「絵」を選ぶのではなく、「絵」が人を選ぶそうです。

エナジーアートのことを何も知らない私が、初めて行った個展で「出逢い」という意味を持つ絵に出逢いました。

これは、何かの縁かもしれません。なぜなら、そのときの自分が必要としているものは「出逢い」だったからです。

今現在、私の手元にミハエルの絵があります。

個展に2回行った私ですが、1回目はこの絵を誰が見ても変わらなかったそうです。

私と会って変わってくれた「出会いの絵」に感謝します。

私を選んでくれてありがとう。

今は毎日「絵」に話しかけています。1日にあったこと、自分が思うこと、何でも。

心がほっとします。

2008.12.6 H.Sさん