一生のうちで一度は、一点ものの、一生付き合える絵が欲しいと考えていた時、この絵の話が、私の元に届きました。

絵と逢えることになり、店に入ると、ライトアップされたこの絵が飾られていました。

生き物のようなその絵は、堂々としていて、さわやかで、そして自由で、今にもその枠から飛び出していってしまいそうな、素晴らしいものでした。

私は一目で気に入りました。

絵をじっと見つめていると、呼吸を始めるかのように動き始めました。

そして、周りの絵たちも、ざわめき始めたのを覚えています。

私の元に来た絵は、今はだいぶ落ち着いたように思います。

私の変化とともに、絵も変わっていくのでしょうか?

アランの絵を何枚か見たことがありますが、逢うたびに色や雰囲気の違う絵や、見ているうちにどんどん白が増えたりしていく絵、トンネルの奥に明かりが見え始めたりするものなど、見ている自分の目が信じられなくなりそうな体験をしたことを覚えています。

 

 

最近も、久しぶりに懐かしい方から連絡をいただきました。

絵からのメッセージをもらったように思いました。

 

絵に出逢った最初の頃のことを、また思い出すことができ、いろいろ想いを馳せています。

 

(K.Aさん)